- スリーエス合わせガラスは、液体状のアクリル樹脂を、ガラスとガラスの間に注入し重合させて接着した合わせガラスです。
- 合わせガラスには、2枚のガラスの間に特殊フィルム(PVB)を挟み炉内で熱圧着して張り合わせる製法と、樹脂液(アクリル系)をガラスとガラスの間に注入し、常温で硬化させて接着する製法があります。
- 後者の製法を当社では『樹脂合わせ』・・・ブランド名:スリーエス(SSS)合わせと呼び、多彩な機能追加が可能な独自の製造技術を確立しています。
- 合わせガラスは基本的には、
- 割れても破片の飛散を抑える
- 衝撃物が貫通しにくい(簡単に貫通しない)
- 紫外線カット率が高い
- 防音性に優れている
- などの機能を備えた高機能ガラスですが、最近はこの基本性能から防犯ガラスとしての機能も注目されています。
- 自動車のフロントガラスは合わせガラスが使用されますが、建築用でも地震 、台風、竜巻、ひょう(雹)などで、ガラスが割れても破片で怪我をしない「安全ガラス」としてお勧めしたい製品です。
ご参考:
強化ガラスは、面強度は非常に強く、仮に割れても破片が粒状になるため安全ガラスといえますが、割れると枠内のガラスがほとんど飛散し空洞化してしまいます。
ここではスリーエス合わせガラスに焦点を当て、その製品群を紹介致します。
樹脂合わせガラス"スリーエス合わせガラス"とは(基本性能)
- スリーエス合わせガラスは、ガラスとガラスの間に貼られたスペーサーテープによ り確保された空間に、液体のアクリル系樹脂(SSS樹脂)を注入し、常温で硬化させて 接着したガラスです。 接着面には、厚さ1〜3mmのガラス材以上の透明度を持った樹脂層が形成 されます。 樹脂液に種々の添加材や充填材(フィラー)を加えることで機能追加ができ、少量生産への 対応も容易ですので“機能的樹脂合わせ”と位置づけています。
- 安全ガラスとしての基本性能はJIS R 3205基準に適合しています。


- クリアー合わせ
『クリアー合わせ』はスリーエス製品の基本仕様ですが、透明なスペーサーテープと樹脂層とで視界を遮る部分がありません。 - 大板合わせ
原理的には加熱炉を必要としない為、合わせガラスのサイズ上限はありませんが、製造上の取扱や輸送の関係でサイズ・重量に制限を設けています。(事前にご相談下さい)

(大板合わせ納入事例4809mm×2780mm、1974mm×5930mm) |
- 防音機能
制振性能の大きい樹脂層であるため、音の吸収機能があります。
(フロート5mm+膜厚1mm+フロート5mmで T-3等級を確保)
- UVカット
紫外線透過率が0.2%以下(FL3+1+FL3)で室内家具、じゅうたん等の褪色、劣化や皮膚がん等の心配から解放されます。 - 防虫機能
光線の選択透過機能を制御することで嫌な虫が寄りつきにくくなります。(誘引波長カット)
- 多彩なバリエーション
透明樹脂をベースにカラー化、熱反射ガラスやLow−Eペアーガラスとの組合わせ、ポリカーボネートやアクリル、石材、アルミ等との異種材合わせ、パンチングメタルや意匠フィルム等の挟み込みなど種々の対応が可能です。
各種機能のご紹介
FL:フロートガラス SSS:スリーエス樹脂層 PC:ポリカーボネート AC:アクリル
1.日射対策製品
A.FL3+SSS1mm+FL3(ソーラーチェック:熱線吸収フィラーによる日射対策)
B.FL3+SSS1mm+FL3(グレーフロスト)
C.熱線反射ガラス+SSS1mm+FL3(蒸着した膜面を合わせ、蒸着膜の保護)
D.Low-Eペアーガラス+SSS1mm+FL(スパッタした膜面を合わせ、スパッタ膜の保護)
2.断熱対策製品
A.FL+SSS1mm+FL+空気層+FL(ハイグレード:合わせ複層)
B.FL+SSS1mm+FL+空気層+FL(ソーラーチェックの合わせ複層)
A.FL5〜8+SSS1〜2mm+FL5〜8(共振防止のためFL5でもT-3等級)
B.FL6+SSS1〜2mm+PW6.8(T-3等級で防火仕様)
C.型ガラス+SSS2mm+FL5〜8(型面が合わせ面)
A.FL+SSS1〜2mm+FL
パンチングメタル入り(パンチングメタルの厚さ、パンチ形状は任意)
フィルムシート入り、エッチングガラスの合わせ、クラックガラス
着色(全色対応可能)、白色フィラー添加、無機フィラー入り
B.FL+SSS1mm+人工大理石、天然大理石
C.FL+SSS1mm+AL板
FL+SSS+PC+SSS+FL(一段と強い防犯・安全性能)
6.その他
A.FL+SSS防虫樹脂+FL(防虫仕様)
B.低反射ガラス+SSS+FL
C.ガラスとポリカーボネート樹脂との樹脂合わせガラス
これらの機能を幾つか組み合わせた製品も可能です